てっくらのーとは、触れた技術のメモと日常の記録が少し合わさった個人のサイトです。
Debian Buster にアップグレードする
Debian Buster がリリースされていたのでサッとアップグレードする…予定でしたが、容量足りないわ、パーティション操作に手間取るわでそのあたりも記載しています。
バックアップ
vagrant でバックアップ用の box を取得。
- vagrant backup
vagrant package (id) --output backup.box
box 登録と init と up
バックアップだけが目的であればやる必要はなし。今回は色々見るためにやったのでこちらもメモ。
- vagrant box add
vagrant box add (idname) (boxpath)
-
vagrant init
- vagrantfile の生成
-
vagrantfile の修正
- config.vm.box の修正
- あとは必要な設定を元のファイルからコピー
-
vagrant up
容量が足りないので。。
アップグレードするためには容量が足りなかったのでディスクを足します。足さないまま勢いでアップグレードしたらすぐ 100% になってややウケ。
- vagrant-disksize
disksize-size
と追記することで容量を足すことができる優れものをインストール。
PS C:> vagrant plugin install vagrant-disksize
Installing the 'vagrant-disksize' plugin. This can take a few minutes...
Fetching: vagrant-share-1.1.9.gem (100%)
Fetching: vagrant-disksize-0.1.3.gem (100%)
Installed the plugin 'vagrant-disksize (0.1.3)'!
- vagrantfile
config.disksize.size = "15GB"
- 起動ログ
==> default: Resized disk: old 8192 MB, req 15360 MB, new 15360 MB
- 確認
/dev/sda
が 15GB となっている。これからパーティションに切ります。
vagrant@stretch:/usr/lib$ sudo fdisk -l
Disk /dev/sda: 15 GiB, 16106127360 bytes, 31457280 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x4e273409
Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sda1 * 2048 14680063 14678016 7G 83 Linux
/dev/sda2 14682110 16775167 2093058 1022M 5 Extended
/dev/sda5 14682112 16775167 2093056 1022M 82 Linux swap / Solaris
vagrant@stretch:/usr/lib$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 15G 0 disk
├─sda1 8:1 0 7G 0 part /
├─sda2 8:2 0 1K 0 part
└─sda5 8:5 0 1022M 0 part [SWAP]
sr0 11:0 1 1024M 0 rom
パーティション作業
gparted
を使います。こんなのがあるのね知らなかった。
- インストール
sudo apt install gparted -y
- 起動
GUI でいくらメニューを選んでも起動しないの辛かった。CLI だったらすぐ起動してウケる。
sudo gparted
作業の順番ですが以下のような感じです。
- スワップ領域 (/dev/sda5) の無効化
- 論理パーティション(/dev/sda2) の移動
- スワップ領域の再作成
- プライマリ(/dev/sda1) 領域の拡大
スワップ領域 (/dev/sda5) の無効化
論理パーティション(/dev/sda2) の移動
スワップ領域の再作成
プライマリ(/dev/sda1) 領域の拡大
最初アンマウントしようと思ったら当たり前にアンマウント出来なくて、えっこれ拡大できんの?と思いながらリサイズしたらエラー無く出来てびっくりした。
適用と確認
スワップ領域の有効化
この時点で気づいて実施したんだけど、やるならもっと前のような気がする。
Debian Buster にアップグレード
やっとですよ。
source.list の更新
stretch
を buster
へ。
update
sudo apt update
エラーが出た。/etc/apt/apt.conf.d/50appstream
がアレっぽい。
E: Problem executing scripts APT::Update::Post-Invoke-Success 'if /usr/bin/test -w /var/cache/app-info -a -e /usr/bin/appstreamcli; then appstreamcli refresh-cache > /dev/null; fi'
E: Sub-process returned an error code
とりあえず除外して再度実施。
vagrant@stretch:/etc/apt$ sudo mv /etc/apt/apt.conf.d/50appstream /etc/apt/apt.conf.d/50appstream.bk
vagrant@stretch:/etc/apt$ sudo apt update
ヒット:1 http://security.debian.org/debian-security buster/updates InRelease
ヒット:2 http://deb.debian.org/debian buster-updates InRelease
ヒット:3 http://ftp.jp.debian.org/debian buster InRelease
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードできるパッケージが 1591 個あります。表示するには 'apt list --upgradable' を実行してください。
N: ディレクトリ '/etc/apt/apt.conf.d/' の '50appstream.bk' が無効なファイル名拡張子を持っているため、無視します
無視していただけた。
upgrade
vagrant@stretch:/etc/apt$ sudo apt full-upgrade --fix-missing
30 分くらいかかった。最初にリネームしたファイルを戻しておく。
vagrant@stretch:/etc/apt$ sudo mv /etc/apt/apt.conf.d/50appstream.bk /etc/apt/apt.conf.d/50appstream
vagrant@stretch:~$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 10 (buster)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="10"
VERSION="10 (buster)"
VERSION_CODENAME=buster
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
やったね。
まとめ
debian というか Linux でパーティション弄ったことが無かったせいかやたら時間がかかった。初期 8GB とか舐めたディスク容量で構築するからこうなるんだぞ。
ここでは gparted
使っているけど、最初存在を知らなくて parted
で同じことをやった。そっちの方が学びが多かった気がするのでそちらも記載します。