PCを組み立てた

長い夏休みだったので自作PCしてみた。

きっかけ

PC自体は大学生のころから触れてきているものの、メーカーPC(Sony Vaio) -> どこかのBTO -> またどこかのBTO という遍歴を辿っていてこれまで一回も自作という分野に触れてこなかった。そんなこともあってか自作PCしてみたい欲はありつつも、買い揃えるの面倒くさいだったり、時間がかかると尻込みしてみたりと中々身体が動かなかったのだけど、たまたま今年は夏休みを長くいただけることになり、であればやってみようと思い立ってみた。ちなみに以前書いたとおり先代PCは2011年にBTOで調達していた。まだ数年間は使用できそうなのだけど退役いただくことになった。今までお疲れ様でした。

購入まで

組み立てるにあたり一からPCパーツを選定するのも初だったので、よくわからず色々と調べながらGoogleスプレッドシートにまとめる行為をした。特に用語関連に苦労した覚えがある。スペック表を見比べるケースが何回かあったけど、メーカーが違ったりすると、機能や名前の表現が違ったりと色々判別がつかなかった。そういえば仕事でもこんなことしていたな…と今思った。仕事だったら質問できる場合が多いのだけど、個人の場合は中々…と行った具合で結構色々なページを行き来したような気がする。

部品の要る要らないを自分の判断に任せると、絶対過不足が生じると思っていたのでPCPartPickerというサイトで、最低限必要そうなもの確認して探すようにした。各箇所のパーツを並べるだけでは無くて、Compatibility という感じでレビューしてくれたりするので問題に気がつくことが出来るのがよかった。閾値以下の価格になったら通知してくれる機能もあったのだけど、購入する箇所は異なることもあったのでこのあたりは使用しなかった。

各パーツ

購入したパーツを並べてみる。

CPU

AMD の Ryzen9 5950X にした。

Webを見ていると「RyzenだRyzenだ」と声が聞こえてくるのでRyzen で強いものを選んだ感がある。ちなみに先代PCは Intel で、そのまた前は同じ AMD だった気がする。

マザーボード

MSI の MEG X570S ACE MAX にした。

CPU(Zen3系)が載せられるマザーボードを探していると、x570系チップセットのものがよく出てくるのでその線で探してみた。特に「X570s UNIFY」が多く出てくるのだけどなんとなくこちらにした。ポート数やコネクタ数が UNIFY より多いことが良い、と当時考えていた(気がする)。

ケース

Corsair の 5000D AIRFLOW にした。

ケースは本当に何も分からないの極致だった。同じように最近PCを自作していたサイトを参考に見ていて、そこでは NZXT H510 にしていた。なので同じものでもよかったのだけど、何となく同じものだと詰まらないなと思ったのでこちらにした。

自分の中ではケースの中が広い・飾らないシンプルな形状だと良いなと考えていて、そのあたりも含めての選択だったのかもと思う。

ケースファン

Corsair の ML120 LED ELITE にした。(x6)

5000D AIRFLOW にはケースファンがフロントx1、リアx1と付属しているのだけど、取り替え用に新規に購入した。このパーツは最初購入を考えていなかったのだけど、購入する少し前に組み立て動画を見ていると、どうやら別途付け替えたりしそうな雰囲気を感じたので、急遽購入を検討したパーツだったりする。

ちなみに青く光ります。色を発する場合、虹色になるよりは寒色で自己主張している方が好き。

CPUクーラー

Corsair の iCUE H150i RGB PRO にした。

このパーツも検討に入っていなかったのだけど、簡易水冷推奨という文字列をどこかで見つけて、どうやら必要そうだぞ??と雰囲気を感じたので購入と相成った。

CPUクーラー部分は虹色に光るのでうーん…となるのだけどまあケース内だし良いかな…となった。

電源

Corsair の RM850x にした。

先述のPCPartPickerは選択したパーツでPC作成したときの電力量を表示してくれるのでその値を大きめに上回るものを選んだ。

GPU

ZOTAC の GeForce RTX 3080 Trinity OC にした。

3090やTiなどが並んでいたのだけど値段を鑑みてこちらにした。GPUのパワーを使うゲームはそんなにしないのでこれでも十分かなと思っている。最近はGPUの値崩れが始まっているらしくて、今だともうちょっと安く購入できるのかもしれない。

メモリ

Corsair の VENGEANCE LPX 64GB にした。(32GBx2)

先代PC(12GB)よりメモリを多くしたいとは思っていて、このサイズとなった。

CPU周波数やOCとの兼ね合いでこちらを選択したようなことはうっすらと覚えているのだけど細かいところは完全に忘れてしまっている。(DualChannelで3200MHzの稼働を目論んだような…)

ディスク

Western Digital の SN570 にした。

PCサポートのようなお仕事でノートPCのM2スロットにSSDを取り付けたことはあるけど、デスクトップでも同じようになるんだなと謎の感動があった。

OS

最初は ArchLinux の1本にしようと決めていたのだけど、色々な都合により Win11 Home を購入した。現在は Dual OSにしている。

組み立て

一番不安がっていたのはここで、実際どのようなフローで組み立てていけばいいのかあまり検討がついていなかった。ただ現代は便利に出来ていて、YoutubeなどにPC組み立ての様子を投稿している人は多く、それらを見ることである程度のフローの算段をつけることが出来る。

もっと手っ取り早く、PCケースの製品名から検索してほぼ同様の構成の組み立て動画を探すのも良いと思う。今回は細部こそ違えどほぼ同じ構成の動画を探し出すことが出来たので、基本的にこの動画の内容を辿って完成まで漕ぎ着けた。辿ったおかげか大きなトラブルも無く、BIOS画面表示まで到達することが出来た。

PCの組み立てまでを書いた。自作は初ということもあり、PC稼働後も何かしらの不具合で悩むことになるんだろうと予想していたのだけど、ソフトウェア方面は置いておくとして、ハードウェア方面で困ったことは無かった。ハードウェア問題の切り分けは面倒なイメージが強くて、初心者なこともあり絶対起こってくれるなと思っていたので助かった。

自分で手を動かして組み立てを体験出来たのは単純に良かったと思う。(パーツは選定したりするけど)購入するだけだったBTOと比較して、今まで朧げだったPC内部の構成の理解が進んだ感覚があり良い経験をした。

このあとはOSを入れる段なのだけど色々と学びがあったのでそちらも書こうと思っている。

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